乳房のがん(乳がん)
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乳がんとは
23.09.29
乳がんは、乳房組織内でがん細胞が形成されるがんの一種です。女性に発生の多い病気ですが、男性にも乳がんは発症します。乳がんは、乳房のさまざまな部位で発生することがあり、病期によって異なる種類の乳がんが存在します
発症要因として、遺伝的要因、ホルモンの影響、生活習慣、年齢などが関与する可能性があります。家系に乳がん患者がいる場合には、定期的な検査でが推奨されます。
乳がんの症状には、乳房内のしこり、乳頭からの分泌物、乳房の変形や腫れ、皮膚の変化(赤み、凹み、皮膚の縮れなど)、乳房や脇の下のリンパ節の腫れなどが含まれます。 乳がんの診断には、乳房の検査、乳房画像検査(マンモグラフィや超音波)、生検(組織サンプルの採取)などが用いられます。
乳がんに対し提案される治療の一例
①手術
乳房温存手術(部分切除):
早期の乳がんの場合、腫瘍を摘出し、周囲の正常な組織を保存するために行われます。
乳房全摘出(マストクトミー):
腫瘍が大きい場合や他の要因で部分切除が難しい場合、乳房全体を摘出する手術が選択されることがあります。
②放射線療法
手術後、放射線療法が行われることがあります。これは、残存しているがん細胞を除去し、再発のリスクを減少させるために用いられます。
③化学療法
乳がんの種類や進行度に応じて、化学療法が行われることがあります。化学療法は血液中のがん細胞を攻撃し、がんの進行を遅らせたり、縮小させたりする役割を果たします。
④ホルモン療法
ホルモン陽性の乳がんの場合、ホルモン療法が行われることがあります。これは、ホルモンの働きを抑制し、がんの成長を抑制するための治療法です。
⑤標的療法:
特定の分子標的を持つ乳がんに対して、標的療法薬が使用されることがあります。これらの薬剤はがん細胞に特化して作用し、周囲の正常な細胞には影響を与えにくいです。
治療計画は患者の個別の状態やがんの特徴に基づいて決定され、多くの場合、複数の治療法が組み合わせて使用されます。