骨・筋肉(変形性関節症・スポーツ肘)

脂肪幹細胞で変形性関節症を治療

23.10.01

臓器や体内の組織がケガや病気が原因でそれぞれの機能が失われてしまった場合などに、自身または外部より細胞や組織を移植することで失われた機能を再生させる治療を再生医療といいますが、細胞や組織の再生過程で、なくてはならない、最も重要な働きをするのが、「幹細胞」です。 幹細胞は、自己を無限に増殖させることができ、また、いろいろな細胞に変化していくことができるので、この特性を活用して身体の自己再生能力を引き出したり、臓器の機能を回復させる働きが期待できるのです。

日本の再生医療は国が主導、安全性の担保も:

世界各国で再生医療のさまざまな研究が進められていますが、日本国内でも、世界トップクラスの基礎研究や臨床研究が多数進められています。 日本では国が主導し、再生医療に係る法律を定めるなど、安全性の確保と再生医療体制の充実化を図っています。日本の医療機関で行われる再生医療については、厚生労働省が医療機関から提出された再生医療計画に関する届出を審査、受理後に治療が開始されるため、安全基準があいまいな諸外国と比較すると安全性は比較的担保されていると言えるでしょう。

脂肪幹細胞とは:

そのような再生医療の中で、数が多く取り出しやすい、ということで、注目なのが皮下脂肪の中にある「脂肪組織由来幹細胞」(以下、脂肪幹細胞)の利用です。患者さんご自身から採取した脂肪幹細胞を注射により関節内に投与することで、関節の炎症抑制、傷んだ箇所の修正や再生の促進、関節軟骨の変性の抑制など、関節をより長持ちさせる働きが期待できます。この治療方法は患者さん自身の脂肪幹細胞を使用するため、ステロイド投与などでみられる副作用や合併症等発生のリスクも低く、安全性が高い治療方法と言えます。

世界初のハイブリット脂肪幹細胞治療やゴルファー専門の再生医療も:

EAJがご紹介するクリニックでは特色ある治療を受けることができます。 例えば、世界初のハイブリット脂肪幹細胞治療(フレッシュ細胞+培養細胞)です。 脂肪幹細胞治療は、通常、1度目の来院で培養のために脂肪採取をし、2度目の来院から培養細胞の移植(治療開始)となりますが、こちらのクリニックの院長が開発した世界初のハイブリット治療方法では、1度目の来院時に非培養のフレッシュ細胞を移植、2度目以降の来院時には培養細胞の移植をするため効果の実感が早いことが特徴です。 他方、ゴルファー専門の再生医療が受けられるクリニックもご紹介可能です。こちらのクリニックでは、日本国内の男子ツアーの第一線で戦うプロゴルファーの痛みを軽減するため治療を行っており、ゴルフプレーヤーにとって悩みが多い、ゴルフ肘などの痛みの軽減、変形性膝関節症などの治療などとリハビリを組み合わせた治療をご提案しています。

治療方法のご紹介:

世界初『ハイブリット治療』のイメージ

こんな症状の方は、一度お問合せください:

膝、肩、肘などの関節の痛みがある方、テニス肘、ゴルフ肘などスポーツ特有の症状を改善したい方、人工関節手術ではない治療を探している方、リハビリと組み合わせた脂肪幹細胞治療を探している方など。

治療およびクリニックの安全性:

EAJがご紹介するクリニックでは、整形外科医が診断、治療にあたります。脂肪採取の際も、数センチの切開ですが、整形外科医が対応しますので、安心です。 細胞精製や培養、保管等はこのクリニック内に設置したCell Processing Centerで細胞培養に精通したスタッフが対応する場合や契約施設での対応となりますが、いずれも日本国内で徹底した管理の元、運営されている施設であり、安心・安全に治療を受けていただくことができます。