腫瘍マーカー診断
腫瘍マーカー
23.09.29
腫瘍マーカーは、がん細胞が産生または放出し、その存在や活動を示す生体分子や物質です。一般的な腫瘍マーカーには、タンパク質、酵素、ホルモン、抗原などが含まれます。これらのマーカーは血液、尿、組織サンプルなどから検出でき、一部の腫瘍マーカーはがんの早期発見に役立ちます。スクリーニングテストの一環として使用されます。また、がんの診断、監視、治療効果の評価にも役立ちます。
腫瘍マーカーの使い方
・診断:
特定の腫瘍マーカーが高値である場合、それは特定のがんの可能性を示唆します。しかし、診断には単独で用いるのではなく他の検査との組み合わせが必要です。
・治療効果の監視:
がん治療中、腫瘍マーカーの値はがんの活動を示す指標として使用され、治療効果を監視するのに役立ちます。
・再発の早期発見:
がんの再発を早期に検出するために、治療後も腫瘍マーカーのモニタリングが行われることがあります。
腫瘍マーカーの種類
・PSA(前立腺特異抗原):
前立腺がんのスクリーニングや診断に使用されます。
・CA 125:
卵巣がんの診断と治療効果のモニタリングに使用されます。
・CEA(癌胚抗原):
大腸がんや他の消化器系のがんのモニタリングに使用されます。
・AFP(アルファフェトプロテイン):
肝臓がんや胎児の発育を評価するために使用されます。