泌尿器(前立腺肥大症)

前立腺肥大 尿の勢いが弱い、残尿感のある方へ 性機能障害が少ない低侵襲治療 経尿道的前立腺吊上術(ウロリフト)

23.10.13

記事監修: 阿南 剛先生 四谷メディカルキューブ 泌尿器科科長

2021年日本泌尿器科学会総会「総会賞」受賞

前立腺肥大症とは?

前立腺肥大症は、膀胱出口にある前立腺が大きくなることで、前立腺内部を通る尿道を圧迫し、排尿障害 尿勢低下 と蓄尿障害 頻尿 を起こす病気です。男性が50歳を過ぎると急増し、60歳になると2人に1人が発症する一般的な病気です。

最近、夜中にトイレで起きることが多くなったり、尿の勢いが悪く感じている方は前立腺肥大症かもしれません。様々な治療の選択肢があり、適切な治療を受けることで治る病気です。 中等度(尿を出すために力むようになる等)になれば、早急に治療を開始する必要があります。さらに放置しておくと、膀胱や腎臓に悪影響を及ぼし、尿が出なくなることもあります。

前立腺肥大の治療

EAJがご紹介するクリニックでは、薬物治療を第⼀選択とし、改善されない場合は、⼿術による治療を検討します。近年では、低侵襲で性機能障害のない、経尿道的前立腺吊上術(ウロリフト)が積極的に導入されています。

経尿道的前立腺吊上術(ウロリフト)治療の流れ

尿道から内視鏡を挿⼊し、ウロリフトインプラントを4〜6箇所に留置します。前⽴腺を圧迫することにより尿道の内腔を広げます。

全身麻酔下にて⼿術、1泊2⽇の⼊院となります。手術時間は15分程度。翌⽇の排尿確認ができたら、午後に退院となります。退院後の制限はありません。数日後のフォローアップ外来後は、帰国できます。

経尿道的前立腺吊上術(ウロリフト)のメリット

電気メスやレーザーを使用する他の前立腺肥大症の手術では、手術によって前立腺の組織や精液の出すのに必要な構造を損傷してしまうため 射精時に精液が出ずに膀胱内に逆行してしまいます(逆光性射精)。ウロリフトではクリップを使用して前立腺を物理的に開くだけなので それらの損傷リスクがなく逆行性射精にならず、射精機能温存、勃起機能温存となるので、性機能を温存したい男性にもお勧めできます。

悪性腫瘍疑いも合わせてチェック

EAJがご紹介するクリニックでは、初診で手術適応を確認する際に、合わせて前立腺MRI等を受けていただきますので、気になる前立腺癌を疑う所見がないかもチェックできます。

日本で有数の手術実績のクリニックをご紹介

EAJでは、有床クリニック/医院の分野で全国1位、医師1名あたり全国1位の手術実績(※)を持つクリニックをご紹介します。泌尿器科学会などでウロリフト講演を多数している経験豊富な医師に生活面のアドバイスや他の治療方法を含めて相談できますので、安心して治療を受けていただけます。いざ手術を受けられると、「もっと早くしておけばよかった!」とおっしゃる方がほとんどです。一人で悩んでおられる方も、まずはご相談ください。

※メーカー調べ(2022.4-2023.6)

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