人間ドック・健康評価

日本発 病気の早期発見のための総合的な健康診断「人間ドック」

23.09.28

日本で初めて導入された「人間ドック」

1970年代初頭、日本の経済成長ととも増加した生活習慣病に対応するため、病気の早期発見と予防を目的とした新しい健康診断システムとして「人間ドック」が導入されました。

技術の進化や医療の普及に伴い、より詳細な検査や専門的な診断が可能となり、「人間ドック」は日本の健康文化の一部として定着。現在では、多くの病院やクリニックで提供されており、多様なニーズに応える様々なプランが存在します。 「人間ドック」という名前は、船が定期的にドック入りして点検・修理されるように、人間も定期的に体の点検・検査を受けるべきだという考えからつけられました。

人間ドックと健康診断の違いは?

健康診断は、基本的な健康状態をチェックするための検査が中心です。血液検査、尿検査、胸部X線などの基本的な検査が行われます。これに対して人間ドックはより詳細で総合的な検査が行われます。内視鏡検査、MRI、CTなどの高度な医療機器を使用した検査や、専門医による診察が含まれることが多いです。

人間ドックの主な構成内容

基本的な検査:

・血液検査:肝機能、腎機能、脂質、糖、血球数などを調べます。

・尿検査:腎疾患や糖尿病の早期発見。

・胸部X線:肺や心臓の異常をチェック。

特殊な検査:

・内視鏡検査:胃や大腸の粘膜を直接観察し、ポリープやがんを発見。

・MRIやCT:体の内部を高解像度で撮影し、腫瘍や異常部位を特定。

・心電図:心臓のリズムや電気活動を調べます。

生活習慣のチェック:

・食生活、運動習慣、喫煙・飲酒の有無などを確認し、病気のリスクを評価。

専門医による診察:

・各専門医が患者の症状や検査結果をもとに診察し、異常があれば追加検査や治療を勧めます。

定期的なフォローアップ:

一度の検査だけでなく、定期的な受診を推奨し、健康状態の変化をキャッチ。

健康相談:

検査結果に基づき、専門家が健康相談を行い、生活習慣の改善や予防策をアドバイス。

ユニークな人間ドックのメニュー

特に日本が得意な人間ドックの検査メニューに、大腸内視鏡検査が挙げられます。日本は内視鏡機器シェアも世界の7割を占め、検査技術も世界をけん引しています。痛みを最小限に短時間で検査を完了できる医療機関もEAJでご紹介しています。

また、PETに特化したメニュー、認知症の新薬への治療につなげられる特殊メニューが入った脳ドック、大腸内の細菌叢を詳細に調べる菌ドック、老化とリスク因子を調べる健康評価、歯科に特化したドックなどをご用意しております。 ご興味のある方は、ぜひEAJにご連絡ください。

人間ドック提供施設の外国人に対するサービス

外国人のお客様に人間ドックを提供する医療機関は、国際的なニーズに対応するため、なきめ細やかな外国人対応を行っています。

多言語対応:

英語や中国語をはじめとする多言語での対応が可能なスタッフや医師を配置しているか、EAJの通訳が健診に同行して通訳を提供し、言語の壁を解消します。

文化的配慮:

外国のお客様の宗教や文化的背景を尊重し、食事や治療方法に関する配慮を行います。気になることがあれば事前にご相談ください。

治療後のサポート:

検査結果の説明や治療方法の提案を外国語で行うか通訳を同席させます。 必要に応じて、治療後のフォローアップや再診のサポートもEAJを通じて行います。

滞在施設や旅行のサポート提供:

人間ドックは日本への旅行のついでに受けられるお客様が多いです。EAJは旅行業の資格を持っており、提携ホテルや宿泊施設の紹介・手配、空港からの送迎サービスを含む旅行手配も提供しております。お気軽にお問合せください。